霊山町と川内村

ちょっと前の話題になりますが、9月8日、ホットスポットが点在する霊山町(りょうぜんまち)と緊急時避難準備区域に指定されている川内村に行ってきました。

 

霊山は、名前が示すとおり、福島県伊達市と相馬市のとの境にそびえる標高825メートルの山で、国の名勝、日本百景にも選ばれているのですが、福島第1原発事故により、放射線量が局地的に高くなる「ホットスポット」が点在しています。

霊山1 これは全くの私見ですが、壁のように立ちはだかるこの山に原発事故で飛散した放射性物質がせき止められ、直後の雨で地表に落ちてしまったのでしょうか。

本来は美しい自然に囲まれた農業と畜産業が盛んな豊かな土地なのに、本当に嘆かわしい事実です。
霊山2
 

川内村には、内陸側の田村市常葉(ときわ)町から行きました。
川内1
原発からちょうど半径30kmに当たる地点には、「立入制限中」の看板が。
川内2
川内3 ただ、この30km圏内(緊急時避難準備区域)に入っても、スクールバスから児童が次々降りてきます。
子供達は、同じ田村市の船引町にある小学校に全員が移り、こうして朝夕スクールバスで通学しているわけです。
大変ですね。

 

常葉町から川内村には、山道を越えます。
川内4
交通量はほとんどなく快調に飛ばしていると・・・・・、

川内5 自衛隊の装甲車とかメガクルーザーとか幅2m超のが急に現れますので、注意が必要です。
道路幅を目一杯に使って走ってきますので、すれ違いには細心の注意が必要。万が一、相撲を取っても(衝突しても)敵いませんので・・・・。

原発から半径20kmギリギリに位置する川内村は全村民の9割、2,800人が避難しており、村内の商店で営業しているのはほとんど(おそらく全く)ありませんでした。
買い物もできないのでは大変だろうと住民の方に聞いてみたところ、いわき市から定期的に食料とか日用品をトラックに積んで行商に来るのだそうです。

 

ただ、そのいわき市と村を結ぶ国道399号線。

川内6 アップダウンとカーブが延々と続くものスゴイ山道で、国道とは名ばかり、道路脇の草も伸び放題、見通しが極端に悪い上、これから降雪や凍結の時期を迎えたら、それもまた、大変なんだろうな・・・・。

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