現在発売中のミスターバイクBG(バイヤーズガイド)4月号。今月の特集は「原付主義」。
懐かしのMBXやRZ50やRG50Γなど、70年代から80年代のバイク産業が元気だった頃の百花繚乱状態の原チャリが満載の内容となっています。
記事によると1982年の国内の二輪販売台数が320万台、うち原付が270万台!
それが昨年は40万台、原付は25万台なのだそうで、なんとも寂しい限り。
これじゃあ魅力的なモデルも出てくるはずもなく、朝の通勤時間帯、道路も一人しか乗っていない車たちで渋滞するはずです。
ちなみにワダスが若い頃、バイクで会社に通勤していた頃は、例えば公共の交通機関、JRだと片道の営業距離が12キロで乗車券は230円。所要時間は20分でしたが、自宅から駅まで12分歩きますし、降車駅から会社まで10分歩くので、合計42分かかります。
車だと渋滞に巻き込まれ、ヘタすると歩くより遅いノロノロ状態でたった12〜13キロなのに1時間以上もかかったりします。
それが当時のワダスのバイク(スズキのランディー)だと、国道のバスレーンがバス優先の時間帯も当然原付は規制なしの走り放題ですので、信号では常に一番前に止まれますし、ほとんど原付のレース場状態で、たまに余裕で抜いていく90ccに「は、早い、早すぎるっ!」なんて羨ましく思っておりました。
で、ランディーでの所要時間はというと、JRで通勤するよりもずっと早い、25分!
しかも、経費的には最低でもリッター50キロは走りますので、最近のガソリン価格(レギュラー約150円)に換算しても、片道36円しかかからない。
もちろん最初に車両価格分はかかりますが、解体屋からタダ同然でもらってくるとか、安い中古を買ってきても良いわけで、これはおそらく徒歩と自転車を除き、いわゆる乗り物としては最高に安い。プリウス以上!
ということで、何が言いたいかというと、ガソリンの枯渇が叫ばれて久しいですが、たった一人で8人乗りのワゴンとかで通うんだったら、ちょっと侘しい気もするので、原付も見直してみませんか?ということ。
意外に楽しいし、渋滞でもイライラしないし、駐車場が満車でも平気なので、精神衛生上もよろしいかと。雨が降ったら置いて帰って飲み会にもいけるし♪
さて、ミスターバイクの特集の最後はドリーム50。
メーカーとしての意地と本気の最後のモデル、古き良き時代の最後を飾る有終の美みたいに書かれています。
がしかし、過去を懐かしむなんてまだまだ出来ない。ずっと現役で頑張るジョ!p(^_^)q